本堂・本尊
本堂は昭和40年(1965年)に再建され、翌年完成式が行われました。本尊は釈迦牟尼仏です。向かって右手には、簗田一族の位牌と観音様が祀られています。
龍王ヶ池
東向山という山号にはいくつかの由来があり、池に住む龍がお寺を再興した際に真東に飛んでいった伝説もそのひとつ。作庭家・齋藤忠一氏の手によるものです。
簗田家墓地
関東最大の五輪塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)がある貴重な墓所です。中央に並ぶのが簗田正勝と妻の墓で、妻のほうがやや大きいのが特徴です。
坐禅堂
住職によって設計された坐禅堂は、海外からも参禅に来られます。また毎週日曜日には、日曜参禅会も開催しております。
書院
昭和51年(1976年)建造。開基・半兵衛正勝の像が祀られています。白磁大壺などは京都市文化財指定・竹中浩氏作のものなどが使われています。
子育て観音
現住職の母の両親が教育者だったため、亡くなったときに現住職がつくりました。安産、子育てなど、子どもの健やかな成長を見守る観音様です。
縁切り不動
婚姻でもめた方がつくられたお不動様で、宅地開発により長らく土に埋まっていたようです。悪縁を切りたい方のために、当寺で供養・再建されました。
白月居
平成24年(2012年)に移築された玉川遠州流の茶室。住職が散歩していたところ、早朝の空に浮かぶ白い月が自らの歩みについてくるようで「白月居」と命名。
図書室
先師および当代が求めた仏教関係や美術系の本が主に置いてあります。貸し出しはしておりませんが、閲覧は可能ですので、興味のある方はお声がけください。
稲荷神社
男坂の石段を上ったところにあります。豊川稲荷の徳川家康の領地から勧請されました。緩やか道は女坂と呼ばれています。火伏の秋葉天狗像も祀られています。