簗田寺では、2023年春より宿坊「泰全」と食堂「ときとそら」の営業を始めました。日々の暮らしに向き合い、心と体の新陳代謝の場となる、ひらかれた寺院でありたいと願っております。
寛永6年(1629年)に建立された 東向山簗田寺(とうこうざんりょうでんじ)は、 東京都町田市忠生の閑静な森と、豊かな湧き水に恵まれた寺院です。 広々とした境内には、当寺を建立した簗田家の墓所や、 開創にまつわる伝説のある龍王ヶ池などが点在し、 花や鳥、虫たちが季節の移ろいを知らせてくれます。 また地域に根ざした寺院として、 日曜参禅会や文化講座、音楽イベントなどの 文化・社会事業も積極的に行っています。
仏様の前で手を合わせる時間は、自分と向き合う時間でもあります。周りの方々やご先祖に生かされて、今があることを深く感謝しましょう。当山の本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)です。ご参拝の折は「南無釈迦牟尼仏」とお唱えください。当山には、坐禅堂もあります。坐禅は仏教における修行法のひとつ。無念無想の境地で精神を統一し、心を整えましょう。
梅の花が春の訪れを告げると、フクロウの鳴き声が夜の森に優しく響きわたります。新緑を過ぎて、梅雨を彩るのはザクロの花。龍王ヶ池の周りではハンゲショウが開花し、ゲンジボタルが夜空を舞います。夏の盛りはサルスベリが咲き、紅葉の時期が近づくと待ち遠しいのは、お堂の廊下が真っ赤に染まる「床もみじ」。冬は谷戸の地形上、美しい雪景色を周辺よりも長く楽しむことができます。
お寺は古くから地域の人が集い、学び知る場所として機能してきました。当寺の歴代住職は社会に目を開き、陶芸家、画家、書家などと交流し、多くの人と出会いたいという伝統を受け継いでいます。仏教書や美術書などを所蔵する図書室や、書画、諸像、陶磁器などの文化財は、歴史や文化を知る一助となるでしょう。現代の暮らしとともにある、地域に開かれたお寺を目指しています。
お寺には一年を通して数々の行事があります。長きにわたって受け継がれてきた年中行事は、歴史と伝統に触れるよい機会です。ぜひご参加ください。
お茶会、坐禅会、講座、音楽イベント、地域行事など文化・社会事業に幅広く携わっています。すべてにおいて大切にしているのは、出会いやご縁です。
町田駅からバスのご利用が便利です。 小田急線町田駅西口の町田バスセンター3番乗場より「町33 下山崎行」または「町32 町34 小山田桜台行」に20分ほど乗車して、バス停「山崎小学校前」または「忠生2丁目」で下車してください。徒歩3~5分ほどで簗田寺に到着します。
境内を彩る季節の草花など、 簗田寺の日常を更新しています。
〒194-0035 東京都町田市忠生 2-5-33
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